積水ハウスと聞くとどんなイメージをするだろうか?
- とにかく高い!
- 洗礼されたデザイン!
- 業界最大手!
こんな感じではないでしょうか?
大体そんな感じです!
価格帯は業界の中でも1位2位を争う価格帯だと思います。
かなり高額になる建築費ですからそれなりの収入や資産背景、贈与などがある方が
建てられるハウスメーカーだと思っています。
土地から購入して建築する場合は、1億円を超えるというエリアもあると思います。
それだけ聞いてしまうと、鬼高いハウスメーカーだと思ってしまうかもしれませんが
ハイクラスのハウスメーカーになると購入する土地の値段が5000万円くらいになれば
そのくらいになってしまいます。
それだけ建物の値段は高いけど
それに見合う建物だという事を覚えておいてください。
それでは積水ハウスを解説していきます。
積水ハウスとは
まずは積水ハウスの会社概要をサクッとご紹介していきます。
社名:積水ハウス株式会社
本社:大阪府
設立:1960年
資本金:2028億円
累計建築戸数:258万戸
従業員:約15000人(一級建築士3090人)
売上高:2兆9288億円(2022年度)
売上が2兆9288億円!?
とんでもない金額ですね…
実はこの売上は業界トップではない。
1位はダイワハウスの4兆9081億円です。
両社ともいろんなセグメントの売上げがあるので比較は難しいですが
積水ハウスはダイワハウスよりも戸建対するのウェイトが大きいと思います。
そんな積水ハウスの主な特徴から見ていきましょう!
積水ハウスの主な特徴は
積水ハウスの特徴はいろいろあるのですが
ここでは3つご紹介します。
オーナー数は世界一
積水ハウスはオーナー累計数が250万戸のオーナーがいます。
アフター部署の人数は積水ハウスよりも売上の高いダイワハウスよりも多いです。
人数の多さでアフターの良さは測れませんが人数が多いということはアフターを対応してくれる
人も多いということです。
多ければ良いのか?というわけではありませんが、アフターサービスの体制が万全であるという事です。
せっかく良い建物ができたのにアフターサービスが
グダグダだと帳消しだよね…
チーフアーキテクト
なんぞや??
って思いますよね。
これは積水ハウスに所属している上位8%だけの設計士のトップランカーです。
積水ハウス全国で300人もいない設計者のエリートです。
それがチーフアーキテクトと呼ばれています。
大切な家族の家づくりというプロジェクトを、その土地が秘める可能性を最大限に引き出して
みなさんの家づくりの願いを叶えるのが「チーフアーキテクト」の使命なんです。
このような独自の審査を設けて特別なトップクリエイターを社内に揃えているのは積水ハウスだけになります。
外壁素材ベルバーン
なんといってもシャーウッド(木造)の代名詞
ベルバーンですね。
これが目当ての人もいるくらいです。
それだけ価値のある外壁素材です。
何がすごいの??
と思った方のためにベルバーンの特徴をまとめます。
- 自然素材の使用: 焼き物として知られる自然素材を使用しており、工業製品として高い精度をもつ
- 高い強度と耐久性: 釉薬(ゆうやく)を高温で焼き締めることで、ガラス質の安定した組成が得られ、表面は非常に硬く、強度も高い。
- 優れたメンテナンス性: 塗装とは異なり、ベルバーンは夏の強い日差しや多雨多湿な環境にも耐え、変色や褪色が少ない。
- 経年変化による美しさ: ベルバーンの外壁は、時間が経つにつれて味わいが深まり、邸宅ならではの趣ある表情を持つようになります。
簡単にいうと
寸法や色なども一定で強度も強く色褪せがないので塗り替えなどの
メンテナンスは基本不要
という外壁です。
それだけ良いものなので、このベルバーンを他のハウスメーカーに使わせるわけにはいかん!!
ということでこの外壁を生産していた会社の外壁事業を買い取ってしまいました。
これで他社はベルバーンは使えないぞ。
という事で積水ハウスのシャーウッドオンリーの外壁素材です。
積水ハウスの坪単価
冒頭でも鬼高い!
と言いましたが実際にいくらくないなのか…
本体は100万/坪〜110万/坪と思ってください。
附帯工事、カーテン、照明、エアコン、外構、地盤改良、諸費用全てを入れると
30坪のお家で4500万円くらいは必要になってくる。
という事は総事業費は150万/坪くらいですね。
これはあくまで標準的な仕様と考えていただき
キッチンハウスにするとか全館空調を入れるとか床材は無垢材だ!
とかになるとプラスαと思ってください。
なので冒頭で土地が5000万円くらいだったら土地建物で1億円と言ったのです。
80万/坪〜90万/坪と言っているサイトは情報が古いです。
最近は最低でも100万/坪と思ってください。
耐震性能
今や耐震等級3というのは当たり前であって耐震等級3じゃないハウスメーカーは
ロークラスのハウスメーカーくらいだと思います。
当然、積水ハウスも耐震等級3であって過去の大きな3つの地震でも全半壊ゼロという
実績があります。
※地盤移動および津波によるものは除く。
そんな積水ハウスの耐震性能を高める特徴として
柱と基礎を直結するという方法をとっています。
一般的な建築工法では基礎の上に土台という角材を敷くのですが、積水ハウスの場合は土台をなくして
基礎から直接柱を直結させています。
これにより自身の揺れをダイレクトに基礎に伝えて家の倒壊を防いでいます。
土台があると自身の際に土台ごと抜けてしまうケースがあるからです。
快適性能
みなさんが快適な家かどうかを判断する際に外せない基準になるのが
暑いと寒い、そして遮音性ですよね。
暑い寒いに関しては、正直昔の建物とは違いますのでぶっちゃけ快適です。
よく快適性を数値として表す基準としてUA値というものがあります。
このUA値が低ければ低いほど室内の熱は外には逃げないという事です。
各ハウスメーカーを見ると基準となるUA値を公表している会社と、していない会社があります。
気をつけていただきたいのは、公表しているからといってその数値になるとは限らないという事です。
公表しているUA値の建物と違うわけですし窓の数や間取りも違う。
なので建てる建物が公表と同じUA値なるとは限りません。
家によってUA値は違う!
なので公表していない会社もあります。
ちなみに積水ハウスは特に公表していないです。
ただ、UA値が低い=省エネとは限らない
熱は逃げないけど日射熱の取得率が高い場合、室内の温度が上がりやすいので
冷暖房費がかかるというケースもある。
UA値だけでなく軒の出や窓ガラスの種類(遮熱タイプと断熱タイプ)なども考えて設計すると良いと思います。
そして遮音性です。
外部の音が気になるのであればそれは快適とは言えないかもしれない。
積水ハウスの建物で言うと
外部騒音レベルが約70デシベルだと室内は約45デシベル
なんのこっちゃ!?
と思うかもしれませんが下記のようなイメージです。
ちなみに図書館は約40デシベルです。
保証期間
まずは初期保証が30年です。
これはハイクラスのハウスメーカーは大体初期保証が30年ですが、積水ハウスはここが違います。
初期保証の30年間の間の10年と20年点検の際に構造躯体と防水に補修が必要な部分が発見されても
補修工事は無償です。
30年以降は有料点検を行い補修工事が必要な部分が発生したら有償工事を行うことによって
建物があるかぎり保証されます。
有料点検と有料補修を行えば永年です。
60年とかではなく永年です。
これも他社にはないと思います。
まとめ
積水ハウスの特徴を紹介してきました。
費用は鬼高いけど、それに見合うものがある!
とジンは思っています。
メンテナンス費用の部分は他社に比べると圧倒的にかかりません。
建築費用が安くてもメンテナンス費用に40年で1000万円かかる!
となると最初からしっかりしたものにお金をかけて住宅ローンとして支払ってしまった方が
良いかもしれない。
メンテナンス費用はローンではなく一括払いが基本です。
都度一括で支払うのか最初から住宅ローンに含まれた方がいいのかはみなさん次第ですが
しっかりと考えた方がいいかもしれませんね。